鉄筋継手の種類type

鉄筋継手の種類

現在建築や土木分野で使用されている鉄筋継手の種類を紹介します。評価については、当社が独自で判断したもので、他工法の品質や施工体制を揶揄するものではありません。

 継手種別  特徴  評定(BCJ)
重ね継手 鉄筋同士、規定される長さを重ねて結束するだけ(溶接する場合もある)D19以上で使用されるケースは少ない。品質は重ね部分の数値の管理のみ。資格も不要。 なし
ガス圧接 ガス炎(主に酸素・アセチレン)で接合部を加熱し、油圧ポンプにて加圧し、接合部を圧着させる。固相融合により接合するため、鉄筋母材と異なる材料を使用しない。歴史も長く、使用頻度(シェア)が最も高い。 なし

機械式継手

機械式全般に専用のカプラ(スリーブ)や充填材を必要とするため自由度が低い また、カプラと鉄筋の位置がずれて挿入できないこともある。

 継手種別  特徴  評定(BCJ)
 ネジ節式  異形鉄筋の節をネジ状にし、カプラと組み合わせて適用する。 メーカーの簡単な講習を受講すれば誰でも施工できる。 鉄筋、カプラなど材料の管理が必要。 挿入長さやグラウト材の注入の管理が困難。 あり 
 端部ネジ式  鉄筋の端部をネジに機械加工するか、ネジ部を別途接合する。 加工が困難なためあまり使用される機会はない。  あり
 圧着式  鉄筋の両端に円筒状の鋼管をかぶせた後、専用ジャッキで圧着し、円筒鋼管を異形鉄筋の節に食い込ませて接合する。 ネジ節式に比べ圧着度が高く、スベリがすくない。 専用のジャッキを要するため作業性に難がある。  あり
 充填式  モルタル充墳方式が主。鋼管と異形鉄筋の間にモルタルを充填固定する方法。 プレキャスト部材に内蔵された鉄筋の継手用として開発された工法で超高層PC柱に多く適用される。  あり

溶接継手

機械式に比較し、熟練度を要するが、継手部の形状や配筋状況に対し自由度が高く、狭隘な環境下でも施工が可能。詳しくは溶接継手とは?を参照

 継手種別  特徴  評定(BCJ)
突き合わせ溶接 下面に裏当て材を用い、ガスノズル使用で溶接する方法。大気を完全に遮蔽できないのでほぼ無風状態で施工しなければ品質確保は困難。 あり
エンクローズ溶接 専用治具にて接合部を囲い込み、大気をほぼ完全に遮蔽し溶接がおこなえる。裏当て材を使用する工法と使用しない工法がある。 あり